加工技術

ガラス加工の出発点 切断
最大10mの斜面取り 研磨
的確なオートメーション 孔開け
美しく、繊細 異形加工
流麗・優美な曲線美 曲げガラス
日本最大の大型強化炉 大型強化炉
強く薄い、新たな可能性 化学強化炉
日本最大級・スクリーン印刷技術 スクリーンセラミック印刷
日本初オンデマンドセラミック印刷 オンデマンドセラミック印刷
表現力が多彩に 中間膜ダイレクト印刷
接着のための、遮断 クリーンルーム
12m×3m 国内最大 オートクレーブ

SentryGras®Expressions™はデュポンの商標であり、三芝硝材株式会社がライセンスに基づいて使用しています。

切断

切断

ガラス加工の出発点2~19mm厚の素板を、最大約6mに切断。すべてのガラス加工の出発点となるのが、ガラス切断機です。三芝硝材ではこの素板の切断から製品化までの工程をトータルに行い、ユーザーニーズに合わせたクオリティの高い製品を敏速にお届けしています。

大型ガラス切断機
・ガラス厚み:2~19mm
・最大加工寸法:3,000×6,000mm
・本社4台、高岡西工場2台のガラス切断機を保有

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研磨

研磨

最大10mの斜面取りガラスの切断面に少し丸みをつけ、滑らかに仕上げて高級感を出すラウンドエッジ加工、切断面をまっすぐに仕上げ磨きをかけて滑らかにするフラットエッジ加工、コバの角を手の切れない程度にダイヤ磨きをかけるエッジ加工など、安全性を機能美に配慮した研磨を行っています。

三芝硝材では、縦型研磨機、ダブルエッジャー等の最新鋭加工機器を駆使し、最大10mに及ぶ斜面取りなど、用途に合わせたガラスエッジ加工を敏速に行っています。

ダブルエッジャー
・ガラス厚み :3~25mm
・最大加工寸法:3,000×6,000mm
 ※長辺のみの加工の場合は、
  3,000×10,000mm まで対応可
・その他、1ラインのダブルエッジャーを保有
縦型研磨機
・ガラス厚み:3~55mm
・最大加工寸法:3,500×5,600mm
・1台の直線異形・矩形研磨機(CHIARA)
 2台の竪型研磨機
 2台の竪型糸面取機(本社・高岡西)

加工種類 特徴 イメージ
糸面 ガラスの切断面のエッジを削りとる加工。 切創防止や強度低下防止のため施す加工です。
荒摺り エッジ面が粗い砥石で仕上げられたもので白くザラザラした仕上がりの加工。 arazuri
磨き 滑らかな艶のあるエッジ仕上がりになり、小口が露出する場合によく使われます。 磨き
斜面磨き ガラスの切断面を斜めに削りとった加工です。ガラスのエッジ部分は糸面加工、 傾斜面は荒摺り、つや消し加工などの仕上げ処理が行なわれます。 磨き
かまぼこ磨き ガラスのエッジとコバ面との境が無いようにカマボコ上に丸く研磨した加工。 加工面は荒摺り、つや消し、磨きなどの仕上げ処理が行なわれます。 磨き

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孔開け

孔開け

的確なオートメーション一般的にガラスの孔開け作業を行う際には、レーザーで印をつけ、それから円形に切り取るという、アナログ的な工程が求められています。三芝硝材が保有する横型自動孔空け機は、このようなプロセスを必要とせず、データを入力すれば、オートメーションで的確にガラスの孔開けを実現。加工の精度と速度を飛躍的に高めています。

横型自動孔開け機
・ガラス厚み  : 3~25mm
・最大加工寸法 : 2,500×9,500mm
・孔径     : 4~65mmφ
 ※66Φ以上の孔は、異形特殊加工機にて対応可
・合計2台の異形特殊加工機を保有

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異形加工

異形加工

美しく、繊細ガラスの形は長方形などの四角形だけではありません。建築物やインテリアのコンセプトによって、円形や扇形など様々な形状のガラスが必要とされます。

三芝硝材では、きめ細かなユーザーニーズに対応するため、異形加工のための設備強化にも余念がありません。繊細で美しい、高精度な異形加工技術を私たちは保有しています。

異形特殊加工機
・ガラス厚み : 4~25mm
・最大加工寸法 : 2,900×5,900mm
・合計4台の異形特殊加工機を保有

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曲げ加工

曲げ加工

流麗・優美な曲線美曲げガラスは、板ガラスに熱を加えて軟化させることで、自重により金型の形状に沿って曲率をもたせたガラスです。弊社では複合商品として、曲げ合わせガラス、曲げ複層ガラスも一貫生産を行えるほか、セラミック印刷等、意匠性を組み合わせることも可能です。

曲げガラス加工機
・ガラス厚み : 3~19mm
・最大加工寸法 : 3,000×5,300mm
・合計6台の曲げ加工炉を保有

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※曲げガラスは形状、寸法、厚みにより製造可能範囲が変動致します。製造可否につきましては都度お問合せください。

大型強化炉

大型強化炉

日本最大の大型強化炉三芝硝材では最新の制御機構を持ち、3,000mm×8,000mmの日本最大の強化ガラス加工を可能とする大型強化炉を備えています。

大型強化炉
・ガラス厚み : 5~19mm
・最大加工寸法 : 3,000×8,000mm
・合計5台の強化炉を保有

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化学強化炉

化学強化炉

強く薄い、新たな可能性硝酸カリウム溶液にガラスを浸漬させ、ガラス素材に含まれるナトリウムイオンとカリウムイオンを置換することにより、物理強化ガラスの5倍の表面圧縮応力を持つガラスとなります。

化学強化炉
・ガラス厚み : 1mm以下~19mm
・最大加工寸法 : 2,000×3,000mm

スクリーンセラミック

スクリーンセラミック

日本最大級・スクリーン印刷技術5m×2.5mに及ぶ日本最大級のガラス印刷を可能とする印刷機を三芝硝材では保有しています。印刷ガラスはパーテーションやショールーム、ビル用外壁など、その用途に広がりをみせています。

三芝硝材では、半透明のインクを使用してすりガラス調に印刷したり、多色刷りやデザイン性を重視した表現にも対応しています。

ガラス製造範囲

板厚最大製造サイズ板厚最大製造サイズ
41,800×3,500102,500×5,000
52,400×3,650122,500×5,000
62,480×3,750152,500×5,000
82,500×5,000192,500×5,000

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オンデマンドセラミック

オンデマンドセラミック

日本初オンデマンドセラミック印刷この大型印刷機は電子データーから直接ガラスに印刷が可能なためイラストレーターやフォトショップ等のデーターをダイレクトに投影出来る、世界でもハイレベルなインクジェット印刷機です。

また、特殊な無鉛インクを採用しており、経年変化にも強く外装用ガラスとしても利用いただけます。

当ホームページの製品情報にも掲載されている「オンデマンドセラミックス」の印刷技術には、このオンデマンドセラミック印刷機が使用されております。

印刷機
・ガラス厚み : 4~19ミリ
・製作寸法  : 3,000×8,000 mm

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中間膜ダイレクト印刷

中間膜ダイレクト印刷

デザイン用合わせガラスの表現力が多彩にデジタル画像とインクジェットプリントテクノロジーを駆使した中間膜ダイレクト印刷は、デザイン用合わせガラス上の表現力を高めます。

デザイン用合わせガラスに必要な理想的な接着度を実現し、高解像度画質にも対応。写真、グラデーション、太さの異なる微妙な線など、どのような画像も合わせガラス上に忠実に、色鮮やかに再現することが可能です。

印刷機
・ガラス厚み : 3+3~19+19mm
・最大加工寸法 : 2,450×10,000mm
・その他、1台の印刷機を保有

クリーンルーム

クリーンルーム

接着のための、遮断合わせガラスは中に微細なほこりが入り込めば製品として成り立ちません。ガラスに中間膜をはさみ接着する作業では、外部と遮断されたクリーンルームで行われます。年間を通じて温度と湿度が一定に保たれるクリーンルームでの作業は、中間膜の品質保持に大きく貢献します。

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オートクレーブ

オートクレーブ

12m×3m 国内最大ガラス建築の可能性をさらに広げるために、現在、三芝硝材では国内最大の規模を誇るオートクレーブ(加圧加温接着炉)を導入し、国吉本社工場のファサードガラスのスペック(10m×2m)を超える、12m×3mの合わせガラスの製造を可能としています。

PVB膜、そして意匠性を極めたEVA膜、あらゆる中間膜において、私たちは国内最大の建築用合わせガラスの生産を実現しています。

オートクレーブ
・最大加工寸法 : 3,000×12,000mm
・その他、2台のオートクレーブを保有

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