とやまデザイン・トライアル インターンシップ2021 開催

2021 年9 月7 日( 火) より開催された、とやまデザイン・トライアル
インターンシップ2021 にて、三芝硝材では2 名の学生を受け入れました。

当社が出したテーマは「コロナ禍における新しいガラスパーテーション」。
当社のガラス加工技術を使用して、昨今世界的に深刻な問題となってるコロナ禍における
日常生活の中で活用できる、新しい付加価値を持ったパーテーションを提案し合いました。

オンライン上で打合せという形ではありましたが、都度コミュニケーションを取りながら
和気あいあいとした雰囲気で進み、企業と学生、双方の視点からプロジェクトを進めていくことができました。

インターン生①Nさん タイトル「INCREVE DESKROOM」
今までにない、機能性のある新しい概念のパーテーション。
コロナ終息後でも持続して使えるもの、インテリアのようなデザイン
そして、ガラスという素材を活かせる物というのをメインに制作。
オフィスや学校でも自分だけの空間を提供するパーテーション。




学生コメント
「ー私がこの設置型ガラスパーテーションを製作したのはー
ガラスパーテーションのデザインをすると考えた時に、私がよく日常で見かけるプラスチック製のパーテーションとは違ったガラスの特徴を活かした物をデザインしたいと思い、ガラスで出来る曲げや化学強化ガラスを使用したデザインにしました。
曲げる事によって空間に柔らかさを演出し、置いてあるだけでインテリアの様に使用できます。
また、ガラスには重いというイメージがあったので動かして使うパーテーションではなく、動かさない設置型のパーテーションでそのままデスクの上で使えるように考えました。
オフィスや学校でも使えるデザインで機能性があるパーテーション、そして自分なりの使い方や空間が作れるそんな新しいパーテーションを製作しました。
今回のインターンシップで大学では学ぶことが出来ないガラスの仕組みを知る事ができ、企業の方と連携しながら作品を作っていく大変さと、自分がやりたい事と素材を活かすようにするのがうまくいかず、素材をうまくデザインに活かすという事がどれだけ難しいのかを感じる事ができました。」

インターン生② Bさんタイトル「DRAPE PATITION」
新型コロナウイルスの蔓延により、私たちの生活は室内空間と室外空間で遮断されてしまった。
感染拡大防止のため、現在もあらゆる場所でパーティションが設置されているが、どれも平面的で空間だけでなく人と人との心の距離も空いてしまったように感じる。この「DRAPE PATITION」は、曲げ加工を用いることによって「静と動」を演出し、空間を和らげ、開放感を与えるような、新たなパーティションの在り方を提案。






学生コメント
「インターンシップに参加し、『オリジナルガラスを使用したガラスパーティションの提案』という課題に取り組ませて頂きました。
アイデアの方向性を定めるにあたり、現在広く使用されているパーティションを調べたところ、どれも平面的で空間だけでなく人と人との繋がりも遮断されているように感じました。
そこで私は、曲げ加工を用いて『静と動』を演出し、空間と人々の心に開放感を与えるような「DRAPE PARTITION」を提案させて頂きました。結婚式会場や美術館、洋服店にオフィス空間等での使用を想定しており、曲げガラスの魅力を可能な限り美しく演出させようと工夫したのですが、自身の求める理想像と現実性を両立させることの難しさを強く実感しました。
例えば、キャスターの必要性であったり、ガラスの厚みや質量、収納方法であったりと。まだまだ問題点は残る形となってしまいましたが、これらの問題を解決するためのデザイン能力を今後養っていくためにも、今回のインターンシップは私にとって大変貴重かつ有意義な経験となりました。
 4 日間という短い期間ではありましたが、多くのご指導を頂きまして、本当にありがとうございました。」

総評
今回 学生のお二人に提案頂いたものはどれも素晴らしく、短い期間でありながらガラスという普段関わりのない素材を十分に理解した上で、斬新で機能的な面白いアイデアを生み出すことが出来ました。今回インターンシップを開催頂いた富山デザインセンター様始め、有限会社エピファニーワークス様、参加頂いた皆さまに感謝いたします。
また、今回作成頂いた案の商品化についても今後検討していこうと思います。

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